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石井 清 代表
イシイ キヨシ
KIYOSHI ISHII |
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亀戸餃子 |
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生年月日:1948年11月13日 |
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出身地:埼玉県 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:写真 |
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好きな雑誌:文春、新潮 |
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好きな映画:洋画(学生時代は試写会だけでも年間60本鑑賞) |
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好きな言葉・座右の銘:お客様第一 |
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好きな音楽・アーティスト:演歌、フォーク |
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好きな場所・観光地:スカイツリー、古代蓮の里 |
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■このお仕事を選んだきっかけと、それにまつわるエピソードを教えて下さい。 |
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親父がやっていたから、ですね。本当は他のことをやってみたかったんだけど、兄貴は証券マンになっちゃったから、それじゃぁって、継ぐことになったんですよ。自分で2代目、今年で創業56年ですね(2010年8月現在)。開店当時は小学生だったけど、その頃はビラ配りしたり、皿洗いしたりして親父を手伝って、「じゃぁ、何円ね」なんて、お小遣いをもらってましたね。
高校は商業を出たけど、やっぱりその頃から自分が店を継がなくちゃって考えていたんだろうなぁ。卒業後は店の手伝いをしながら調理師学校に通って、勉強しました。しっかりと基本から学びたかったし、その方が役に立つと思ったからね。その頃には店も軌道に乗って、おかげ様で繁昌していたから、そのまま店を継ぎました。同じ継ぐにも、餃子屋を継ぐ前に、他の商売を自分でやってみたかったなぁとは思いましたけどね。それでも飲食店を選んでいただろうから、やっぱり根っからの商売人なのかな(笑)。親父と自分と、餃子の「ぎ」の字も知らない人間が多い時代から、餃子一筋でやってきましたから、これからも守っていかないとね。 |
■来店されるお客様について、お話を聞かせて下さい。 |
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昔からの来てくれている人も、テレビや情報誌を読んで来てくれた人、遠くから何回も来て下さっている方もいるし、亀戸から嫁いで行った人が、子どもさん連れてきてくれたりとか、色々な人が来てくれて本当に有り難いですね。
亀戸の地元で昔からのお客さんは、親子とか、孫も連れて三代で来てくれる人もいますよ。
親父のことも知っているから、「先代の方がいい」とか、「焼き方が親父と違う」とか、「親父にはまだまだだな」、なんて言われちゃうこともあるんですがね(笑)。こっちとしては「どこがまだなんだ?」なんて思っちゃうけど(笑)、これが昔から知っている人間同士の繋がりなんですよね。
あとは、変わったお客さんってところでいえば、南極越冬隊(笑)。昭和基地の前でうちの餃子と撮った写真を送ってくれましたよ。数年前までは毎年のように何百個も提供していました。うちの餃子がそんな遠くまで行っちゃうんだから驚いちゃうよね(笑)。 |
■亀戸餃子のこだわりについて教えて下さい。 |
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こだわりは、やっぱり餃子の味。自分のところだけでなく、色々なお店に行って餃子を食べて市場調査しているんですよ(笑)。雑誌や新聞に載ったりしていると「よし、行ってみよう!」なんて、どんなところでも食べに行って「この店はこうだな」とか「この餃子はこうだな」と考えて帰ってくるんです。やっぱり、餃子屋をやっているんだから、そのぐらいのことしなくちゃぁね(笑)。
うちはメニューも餃子だけでライスがないんですよ。親父の代からそうだったから、それをずっと守ってる。お客さんにも「ライス置いてよ」なんて言われちゃうけどね。以前に北野たけしさんの番組で高田純次さんが来て「オヤジ~」ってかかってきてね、ライスがないとか、なんだぁかんだぁ言うんだけど、それでもメニューは変えないよって言ったぐらいなんですよ。
餃子についてはね、うちの餃子はラードを独自にブレンドしているから、脂っぽくなくて食べやすいんですよ。だから女性の人でもペロッと食べられるんです。ちなみにうちの大食い記録は女性の人ですからね(笑)、男性の記録をポーンっと抜いてくれましたよ。でも、気持ちが良いくらい美味しそうに味わって、綺麗に食べてくれたから、嬉しかったですね。
あとは「ラー油」だね。これも餃子の味や香りを消さないように、うちで作っているんですよ。自分でも、ラー油を持って他の店に食べに行きたいぐらいの出来(笑)。お客さんからも好評なんですよ。
お酢も醤油もマスタードも、全部にこだわって、自分が納得したものを置いていますね。こういう調味料へのこだわりは自分の代になってからだけど、その時代とともにだんだんと変わっていくものだし、これからもより良いものを求めていくんじゃないかな。 |
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■代表の休日の過ごし方を教えて下さい。 |
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以前はマラソンや釣りを楽しんでいたんですけど、腰を痛めたのでここ10年ほどは写真を撮っているんですよ。カメラは一眼レフで、フィルムで撮影するんです。フィルム代が高いけど、デジタルよりも味のある良い写真が撮れるんで、やっぱりカメラは一眼レフ。人に見せるのは照れちゃうけどね(笑)。今はちょうどスカイツリーを作っているでしょう? ここからなら直ぐだから、ちょっとウォーキングがてら見に行っては面白い所を携帯のカメラで撮っておいて、また後でゆっくりと撮りに行くんですよ。 |
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■最後にお客様達へメッセージをお願いします。 |
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まずは亀戸餃子の餃子を食べて欲しいですね。うちの餃子は脂っぽくないから、どこかで食事してきたなんていう人でも、おなかに入っちゃうんですよ。「脂っぽくないし、外はパリっと中はふわっとしているから、ついつい食べちゃう」なんて言われます。でも、どんなに話すよりも、やっぱりまずはうちの餃子を食べて、確かめて欲しいですね。
今でも日曜日は12000個の餃子が売れるんです。早い時には夕方には売り切れちゃうので、それだけは注意してもらわないとかな。
少しでも地元の活性化になればと思って、これからも頑張っていきますよ。ですから、皆さんにも「餃子を食べに来て下さい」とお伝えします。
※上記記事は2010.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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