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働くママ支援『マザー・ニア』 |
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川上 美保 代表理事
カワカミ ミホ
MIHO KAWAKAMI |
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働くママ支援『マザー・ニア』 |
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生年月日:1963年8月30日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:ゴルフ、矢沢永吉 |
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好きな本・愛読書:西田文郎、福島正伸、衛藤信之さんの著書 |
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好きな映画:007、ミスター&ミセス・スミス、もののけ島のナキ |
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好きな言葉・座右の銘:万象肯定、万象感謝 |
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好きな音楽・アーティスト:矢沢永吉 |
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好きな場所・観光地:武道館の駐車場、毎週月曜日の家族飯の時間 |
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■川上さんが代表理事を務める「一般社団法人マザー・ニア」についてご紹介下さい。 |
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簡単にお伝えしますと、ママの夢を叶える「種」がもらえる場所。もしくはママの思いを形にしてくれるプロダクションだと思って頂けると理解しやすいのではないでしょうか。ここに来ることで「やりたかったことが叶うかも」とか、「関わることで夢が叶うかも」、「やりたかったことが見つかるかも」といった可能性に出会える場所と言い換えても良いですね。起業支援、自立支援の団体であると言われることもあるのですが、私たちの中では「ママの夢を形にするプロダクション」と位置づけています。 |
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■「一般社団法人マザー・ニア」立ち上げの経緯をお聞かせ下さい。 |
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さかのぼると、私が保育園のママ三人で立ち上げた会社の話から始めなくてはなりません(笑)。
そもそも、私の一番上の娘は早産のため、極小未熟児で生まれました。そのため体調を崩すことも多く、仕事をしていた私は子供が熱を出す度に早退したり休んだり。そんなことを繰り返しているうちに会社にも行きづらくなるし、責任ある仕事を任せてもらえなくなってしまったんです。そこで、外で出来ないなら家で仕事をしようと、前職の経験を活かしデータの入力を始めました。このことを保育園のママさんに話したら、私もやりたいという声が上がりまして、じゃぁ一緒に働きながら子育てできる場所を作ろうと、小さなアパートの一室から始まったのがデータ入力業務を請け負う「オフィス・フォーハウト」でした。
ですが…、10年経った頃でしょうか。会社経営をしていたはずが、まるでサークルのようになっていたんです。信じられないでしょうが、子育て優先、家族優先だからと、ママたちが報告もせずに突然いなくなったりすることもあったんですよ。一人が「良いね」と言えば、皆が「良いね」と言う。だから会議なんてあったものでもありません。「ママたちを応援」するために作った会社が、「ママたちに甘い」会社になっていたんですね。でも、気付いた時には会社はかなり危機的状況でした。会社の改革をしなくてはと思っても、何をして良いかわからなかったんですよ。
そんなときに私に気付きと学びを与えてくれたのが「キッザニア」でした。子どもがなりたい自分になるように、「大人だってなりたい自分になれるんじゃないか? 大人版のキッザニアを作ろう!」そう考えたのがマザー・ニアの第一歩となりました。もともと「自分らしく生きる」ということが私の中にあったので、まさにマザー・ニアのスタートラインがここにあったんです。そしてこれを機に、「ママが変われば子どもが変わる、子どもが変われば日本が変わる」をコンセプトにした団体「マザー・ニア」が誕生しました。 |
■「マザー・ニア」の活動内容を教えて下さい。 |
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いくつかありますが、まずは東京で年一回行われる大規模イベント「マザー・ニアフェスタ」の開催です。8月8日をパパの日、ママの日と勝手に決め(笑)、去年(2011年)の8月8日に初めて開催しました。ホテルイースト21さんの協賛で大きな会場をお借りしたんですが、3000人の方が来場して下さったんですよ。ママサークルのパフォーマンスや達人ママ達によるトークショー、音楽ライブなどのメインイベントの他、ママが喜ぶような出展ブースも設置しまして、大変盛況なイベントになりました。ゼロからのスタートで、「本当に開催できるの?」なんて思ったこともありましたが、「一人ではできないけど、一人からできるよ」と、そんな素敵な言葉をかけて下さった方、本当に応援して下さった方々のおかげで無事に開催出来ました。
また、東日本大震災後には被災地のママに向けて支援物資を届けさせて頂きましたが、今後も中長期的な被災地支援を計画しています。地方マザー・ニアの開催予定もありますし、定期的にママたちのための講演会や勉強会を開くことも予定しています。あとはママたちが一堂に集まって、ギネスに挑戦するイベントも企画しているんですよ(笑)。
具体的なところでは、5月からは毎月第2土曜日に「ニコニコマザー・ニア」という働くお母さんを応援する勉強会を開くことが決定していますので、ご興味のある方は、是非、お問い合わせ頂きたいですね。 |
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■川上代表のこの活動にかける想いを皆さんにお伝え下さい。 |
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本当に「ママが働きながら子育てできる世界を作りたい」と思っています。本当に今の子どもたちの将来に対して、その子どもの子どもたちに対して、そして100年後の子どもたちの笑顔に繋がるようにと考えているんです。そのためにもまずは「今」、働きながら子育てできる場が欲しいですし、ママ達の本当の声、正しい声を伝える場を作りたいですね。
一番最初に「ママの声を伝えなくちゃ!」と思ったのは待機児童問題でした。働くママにとって子どもを預ける場があるかどうかって本当に大変な問題でしょう? なのに、管轄する役所側とママの声にはあまりにも温度差があったんです。テレビで取り上げてもらったり、署名活動もしましたが、まだまだ現場の声を届けるには力が必要なんだと実感しましたね。大震災の際もテレビで見るより現場は大変な状況で、被災地のママの声が正しく伝わっていないことが明らかでした。だからこそ、もっと現場のママの声を伝えたい、その声を正しく発信するための活動を続けて行きたいと思います。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願い致します。 |
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「マザー・ニア」はママたちが自分らしく生きる、輝くママになるためのサポートをしています。ですが、誤解して欲しくないのは、この活動は「ママを甘やかすものではない」ということです。仕事をする以上、ママにも働く意識を持ってもらわなくてはね。「子どもが~」なんて、子どもを言い訳にして欲しくないんです。子どもは守るものであって、自分が子どもに守られては駄目なんですよ。私たちがサポートするママは甘えるママではなくて、自立した一人の女性、一人のママ。「ママが変われば子どもが変わる、子どもが変われば日本が変わる」コンセプトのもと、これからも輝くママのために様々な活動を行っていきますので、宜しくお願い致します。
※上記記事は2012.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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