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江東区時間
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アーツ&クラフツギャラリー コピス |
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みどり 代表
ミドリ
MIDORI |
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アーツ&クラフツギャラリー コピス |
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生年月日:6月12日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:A型 |
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趣味・特技:観劇 |
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好きな本・愛読書:泉鏡花 |
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好きな映画:C階段 |
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好きな言葉・座右の銘:楽しい好奇心にチャレンジ |
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好きな音楽・アーティスト:オールジャンル |
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好きな場所・観光地:高原 |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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私自身、学生時代からずっと油絵を描いていました。「将来は絵描きさんになりたい」という人が大半な中で、私はずっとギャラリーをやってみたいと思っていました。この気持ちは中学生になったくらいから変わらぬ思いでしたね。
美術系の学校を卒業し、最初に画商さんが営む画廊に勤めました。当時の画廊は番頭さんと丁稚さんの世界そのままで、私はここで美術業界の初歩の初歩を学んだことになります。その後、企業のギャラリーを経て、20代後半から銀座でギャラリーを1軒任されることになりました。建物の図面を作る段階から立ち会うことになりましたが、ここでの経験が今の母体になっていると思います。
当時の銀座は大小合わせおよそ600軒のギャラリーがひしめき合う状況でした。そのほぼ全てが、大家と言われる方々の作品を並べていたのですが、そこでふと思ったんです。大先生の作品を展示する場所はこれからも変わらずあるだろう。では、私はこれからアートを目指して世の中に出ていこうとする人達に発表の場を設けたい。
『ギャラリー コピス』は温めてきた私の思いを実現するため、2000年にスタートしました。広く芸術文化の発表・推進の場として、これからも歩んでいきたいと思っています。 |
■ギャラリーをオープンするにあたって、清澄白河という場所を選んだ理由についてお聞かせください。 |
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一つには、ここが私の地元だからということです。私は八幡さま(富岡八幡宮)で七五三を迎えた子なんです。それからもう一つ、普通の人達の生活の中にアートを取り入れていただきたいという思いがありました。
ショーケースで大事に飾る作品も世の中にあって、その良さは当然あります。でも、例えば作家の作ったお茶碗でお茶漬けを食べても良いんじゃないでしょうか。気に入ったポストカードをフレームに入れて、お家に飾って眺めたりするのもありですよね。アートを気軽に楽しめる、小さな出会いの場をここに作りたかったんです。
お客様に「Ω(オメガ)みたいなもんだ」と言われたことがあります。散歩の途中にフラッと立ち寄り、また道に戻る。道の延長のような感じですね。『ギャラリー コピス』は、アートを身近に楽しんでいただける場所でありたいと考えています。 |
■お店の名前「コピス」の由来を教えてください。 |
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コピス(coppice)とは英語で、「小さな雑木林」を意味します。若い作家さんたちが集まってそれが林となり、やがて大きな森となってくれれば。ギャラリーの名前にはそうした私の思いを込めました。ちょうど、私の名前も「みどり」ですし(笑)。
ギャラリーでは現代アートから伝統工芸まで、幅広い作品を扱っていますが、かといって何でも屋さんにはしていないつもりです。その線引きは難しいのですが、一言で表せば、作家さんがプロたる意識を持っているか否かというところです。
こちらでは、ハガキ1枚であっても、オリジナルの1枚ものであっても、全ての作品にお値段を付けていただくことにしています。作るだけで終わってはダメで、作品はお客様につながっていくものでなければなりません。実際にお客様にお会いする時も、相応の対応が出来ないことには話になりませんし。作家さん達には「おっかない人」だと思われているかもしれませんね(笑)。アーティスト同士が出会い、お互いに刺激を受けて成長する場でありたいと考えています。 |
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■今後の展望&展開について教えてください。 |
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テーマ毎に10数人の方の作品を並べるという形式が多いのですが、私の希望としては個展の出来る作家さん育てていきたいですね。ピンで勝負出来る人。この会場を「私1人の世界で演出してやる」という気概と覚悟を持った方を育てていきたいと思っています。
それから、ギャラリーとして情報を発信する上で、コラボにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。例えば、毎年、昭和をテーマにした作品展を開催していて、こちらは今年、森下文化センターさんの協力を仰ぎ、共催という形をとらさせていただきます。その他、一般の方にアートを直接楽しんでいただける機会として、定期的にワークショップを開いていきたいとも考えています。このスペースの中だけで完結するのではなく、外に向かっていくアートでありたいですね。 |
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■最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。 |
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ギャラリーというと、「敷居が高い」と思われている方は少ないないかと思います。「私は絵心がないから」「わからないから」と敬遠されるんですね。
でも、わからなくて良いんです。そもそもその作品をわかってるのは作家だけで、観る人はただ感じてもらえればそれで良いんです。「可愛いな」「楽しそう」「キレイ」「面白い」。評論家ではありませんから、様々な感情を抱いていただければそれで良くて、「面白いね。連れて帰っちゃおうかな。」という気持ちになっていただければ幸いに思います。
ここでの時間を楽しんでいただければ嬉しく思いますし、より良い作品と皆様の出会いの場として、『コピス』はこれからも歩んでいきたいと考えています。
※上記記事は2012.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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