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永岡クリニック

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永岡 康志 院長
インタビュー
永岡 康志 院長 ナガオカ ヤスシ
NAGAOKA YASUSHI
永岡クリニック
出身地:千葉県
趣味・特技:DIY(ものづくりが好きです)
好きな本・愛読書:短編小説
好きな映画:ジブリ
好きな音楽やアーティスト:クラシック
好きな場所・観光地:自宅、ケニア
■父の背中を追って医師になり、消化器外科を専門に
私が医師になったのは、やはり父の存在が大きく影響しているように思います。父は城東病院を経て『永岡医院』を開設し、30年あまりにわたって地域に根差した診療を続ける現役の医師。私は、「砂町の赤ひげ」と言われるほど患者さん想いの父の姿を見ながら育ち、ごく自然な流れで医師を志すようになりました。もともと、何か手に職をつけて仕事をしたいと考えていましたし、医師であれば、医療を通して社会貢献ができるのではないかと思ったんです。
東邦大学医学部を卒業した後、自分の専門分野に消化器外科を選んだのは、手先の細かい作業が得意だということ、手術によって患者さんの症状が劇的に改善するという点に魅力を感じたためでした。そうした所にやりがいを感じて外科医になったものの、勤務医時代にあれほどハードな日々を過ごすことになるとは、当初は考えてもみないことでした(笑)。また、胃がん・食道がん・大腸がんなど様々な消化器悪性腫瘍の手術を経験し、診断からはじまり、手術・化学療法と治療を行い終末期緩和医療までを行っていましたので、最期まで患者さんに寄り添えるこどにやりがいを感じていました。

永岡 康志 院長 永岡 康志 院長

■地域に根差した「家庭医」をめざして
大学病院では、胃がんや食道がんの手術をはじめ、最先端と言われる医療に従事してきました。そうした経験をふまえつつ、父のような家庭医になることをめざして、『永岡クリニック』を開設しました。個人のクリニックは通常、世襲制であるのが一般的かもしれません。ですが、大島は総合医の過疎化が進みつつある地域であり、実際にこの辺りにお住いの患者さんが、砂町にある父の医院に足を運んでくださることも少なくありませんでした。そのため、この場所に私がクリニックを構えることによって、きっと地域のみなさまのお役に立てるのではないかと考えたんです。
近隣にお住いの小さなお子さんからご高齢の方まで、2世代、3世代と、ご家族みなさんに通っていただきたい。そう考えて、クリニックの建物はどなたにも優しいバリアフリー設計にしました。院内のトイレは、介助者の方と一緒に車いすのまま、また、親子で一緒にお入りいただけるほか、各所に手すりを付けるなどして、地域のみなさまに安心して受診していただけるようにしています。ゆったりとした待合スペースは、清潔感のある白をベースに、木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間になっていますので、お茶を飲みに行くような感覚で、地域のみなさんの憩いの場として気軽に足を運んでいただきたいと思います。

■患者さんの負担軽減のため、このクリニックで「何でも診る」
永岡 康志 院長『永岡クリニック』では、日々の体調不良やケガの治療をおこなうほか、高血圧や糖尿病をはじめとした生活習慣病、腰痛や関節痛といった整形外科疾患、消化器内視鏡検査など、幅広いニーズに対応しています。ご高齢の患者さんの中には、内科はココ、整形外科はココ、という感じに、いくつもクリニックを掛け持ちされている方も少なくないでしょう。そうした通院にまつわるご負担を、少しでも軽減することができたら。そう考えて、子供の腹痛からケガの治療、ご高齢の方の生活習慣病管理など、「何でも診る」という気持ちで診療にあたっています。
窓口となるクリニックを一本化するというのは、通院負担の軽減につながるだけではありません。私たちのような「家庭医」が、患者さんの全身状態や服薬内容を把握することによって、過剰な検査やお薬が必要なくなって、患者さんの身体的・経済的なご負担も少なくなるのです。また、私が外科出身の医師というのも、当院の特徴の1つ。消化器外科、救急外科、緩和外科で培ったスキルをいかし、大概の外傷は当院で完結出来ます。緊急手術の必要な場合、見極めも出来ますし、ストーマケアや緩和ケア医療も当院で可能です。

■何でも話せる雰囲気で、患者さんにとっての「最初の窓口」に
診療の際に心がけるのは、患者さんのお話をよくお聞きする、ということです。患者さんの中には、ドクターに叱られるのが怖くて、「何も言えない」と感じている方もいらっしゃるでしょう。実際に、私はそうした患者さんの声を耳にしたことがあって、診察室の中ではできるだけ、患者さんが話しやすい雰囲気づくりをしているつもりです。まずは、患者さんがお困りのこと、気になっていることをきちんと汲み取ることが大切。その上で、当院で対応できる病気か、専門機関を紹介するべきかを判断するわけです。広く、浅く、何でも、と言いますか(笑)。「ウチでは診られません」と言ってお断りするのではなく、地域のみなさまの最初の窓口としての役割を果たしていきたいと思っています。逆に専門医でない分、丁寧に診察し慎重に治療を行っております。
勤務医時代は、私の手術で患者さんが良くなって、笑顔でお帰りになるときに喜びを感じたものでした。患者さんの笑顔が見られるというのは、医師として本当に嬉しいものですけれど、残念ながら救ってさし上げられない命があったことも確かです。それでも、残されたご家族が満足されて、「先生に診てもらって良かった」と声をかけてくださる。そんなときは心から安心できましたし、このクリニックにおいても、患者さん、ご家族、そして私自身が満足できる医療を実践していきたいと考えています。

■これから受診される患者さんへ
『永岡クリニック』は、「大島駅」から歩いて5分ほどの場所にあります。私は長きにわたって高度先進医療に携わってきました。一方で、私の父は昔ながらのアナログ的な医療をおこない、お互いに相容れない部分があったことは確かです。でも、こうして自分のクリニックを構えるにあたって、私の中で大きく意識が変わりました。患者さんの満足、ご家族の満足を第一に考え、地域に根差した医療を続ける父には、見習うべき点が数多くあります。私が学んできた最先端の医療をベースに、アナログでしかできないことを取り入れながら、地域のみなさんの笑顔が集まるクリニックにしていきたいと思います。当院には、患者さんのお気持ちに寄り添えるスタッフが揃っていますので、病気のときも、そうでないときも、何か気になる症状やお困りの事があれば一人で悩まずにいつでもお気軽にご相談下さい。

※生活習慣病・腰痛・関節痛・尿トラブル・胃カメラ・外傷・小児の診療の可能です。

※上記記事は2018年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。


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