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吉田 有智 院長
ヨシダ アリトモ
ARITOMO YOSHIDA |
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門前仲町歯科・矯正歯科 |
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出身地:京都府 |
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好きなこと:晩酌 |
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好きな本・作家:『働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」』(稲森和夫)/中島らも |
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好きな映画:ヒューマンドラマ/『ユージュアル・サスペクツ』 |
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座右の銘:「人間万事塞翁が馬」 |
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好きな音楽:オールジャンル |
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好きな場所:「水があるところ」 |
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■歯科は天職。そこにたどりつけたことに恩義を感じて |
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父も祖父も歯科医師だったといことが根底にあり、自然と医療系を志すようになっていました。当初は動物が好きだったものですから、獣医さんを目指していました。ところが、高校生の時、自分が猫アレルギーだったということがわかってしまったんです(苦笑)。大変ショックを受けたのですが、それを見た父から、「歯科はどうだ?」と勧められました。元来、こまかい作業が好きだったということもあって、その提案にうなずいたんですね。
今は、この仕事を天職だと思っています。技術職としての楽しさももちろんありますけども、それ以上に、患者さんの悩みを自分の持てる技術で解決していけるところにやりがいを感じています。これ以外に何も出来ず、ただ得意なことをやっているだけなのに皆さんにお礼を言ってもらえるのは、本当にありがたいことだと思っています。
大学卒業後は、始まったばかりのインプラント科に籍をおきました。それまでインプラントは、臨床が先行し、学術的な裏付けがまだ乏しい時代でした。これからこの技術が必要になってくることはわかっていましたが、患者さんに提供する際、科学的根拠に基づいた裏付けをはっきりお伝えしたいがためにこの科を選んだということになります。
インプラント科は始まったばかりの講座でしたから、指導医はすべて各科から専門の先生が集められていました。インプラントに加え、口腔外科、歯周病、補綴のスペシャリストに教えを請えることは、非常に有意義だと考えたのです。実際、当時あらゆることを学べたことが、今に至る糧となっています。 |
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■治療の“見える化”によって、問題を共に考え、解決していけるクリニックに |
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そもそも歯科治療はお口の中でおこなわれますから、患者さんは、今、何をされているかわかりづらい面があります。もちろん事前に口頭でも説明をしますし、レントゲンでも確認いただくのですが、それだけではイメージがわきにくいのは致し方のないことでしょう。しかし、その結果として、「すべてお任せします」ということになってしまうのです。私たちは、このクリニックを患者さんと一緒に問題を解決していくものにしていきたいと考えており、そのため、治療の視覚化を進めています。
初診時に口腔内写真を撮影し、資料としてお渡しすることもその一環であり、CTやマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の導入もその取り組みの延長線上にあるものです。特にマイクロスコープは、医療者側が見ているものを鮮明な画像や動画でご覧いただけますので、患者さんは視覚的にイメージがしやすく、理解を深めていただく一助になります。「ここってこうなってるんだ」 視覚的にわかれば、患者さんは喜んでくれますし、治療に対する考え方も前向きなものになってきます。
貴重な時間を割いていらしていただいてるわけですので、ご自身の身体に何が起こり、それに対してどうアプローチしていくかを一緒に考え、解決していけるクリニックにしていきたいですね。 |
■専門性に特化した街の歯医者さんを目指して |
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一般にはひとくくりに“歯科”というイメージかと思いますが、歯科医療は専門性によって細かく分かれています。私の専門はインプラントや歯周病になりますが、他の分野でもその水準に達しているかといえば、残念ながらそのレベルにはないと考えています。1人の力には限りがあるということですが、だからこそ、専門性が問われるケースではその道のスペシャリストにお願いするべきと考え、当院では矯正や口腔外科の専門医を招聘しています。
専門性が問われる場合に、大学病院にご紹介するということも有効な選択の1つです。ただ、患者さんの利便性を考えれば、可能な限り高度な医療をこの場所で提供することが出来れば、それに越したことはないでしょう。私を含め、複数の専門医が集い、より高度な医療を提供出来る体制が当院の1つの特色だと思っています。 |
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■チームワークの良さが何よりも大きな魅力 |
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特徴としてもう1つ考えているのが、チームワークです。実は、3人いる歯科衛生士さんは、みんな以前のクリニックので一緒に働いていた仲間なんです。気心が知れているからこそ、医療面においてもスムーズな連携がとれるということもありますし、もっと大事なこととして、その明るい空気感というものがあります。歯科は、ただでさえ苦手な方が多く、気持ちが落ち込んでしまいがちなものです。スタッフ同士のコミュニケーションが良いと、その雰囲気を感じ、患者さんの気持ちが和むということもあると思うんですね。食べ物屋さんでもそうだと思います。店員さん同士がぎすぎす、せかせかしていたら、美味しいものも美味しくなくなりますよね。歯科も同様で、それは意図して作れるものではなく、自然と出てくるものですから、開業して間もない段階でそれが出せているというのは、非常にありがたいことだと思っています。
専門性についてお話ししましたが、口腔衛生(予防歯科)に関しては、歯科医師より、それに特化した知識と経験を積んだ歯科衛生士が勝ると考えています。当院では担当制を採用し、おひとりおひとりにあった形での予防を進めています。
また、究極的に予防を考えるなら、子どものときから徹底していくことが大切になります。歯科疾患は細菌感染ですから、1度でも虫歯を発症した方については、どちらかといえば、発症を抑え、コントロールしていくという面があるんですね。幼少期から日々のケアに気を配り、その知識を身につけていただくことにより、恒久的な予防歯科が実現出来ると思っていますし、その考え方をより多くの方に共有していただき、地域の歯科医療に貢献していけたらと考えています。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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歯科は再発の多い分野であり、歯を守るためには、歯医者さん任せではなく、患者さんご自身が意欲的に取り組んでいただくことが大切です。お口に対する知識を高めることは、ご自分の歯を守っていくことにつながりますし、治療の選択肢の幅を広げることにもつながっていきます。一緒になって歯を守っていく。その意識を、この場所からどんどんと広めていくのが、私の理想です。
※上記記事は2018年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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