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宮武 俊秀 院長
ミヤタケ トシヒデ
TOSHIHIDE MIYATAKE |
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みやたけクリニック |
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出身地:東京都 |
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趣味:自動車、コンピューター |
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好きな本:『ブラック・ジャック』 |
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好きな映画:『宇宙戦艦ヤマト』 |
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座右の銘:「明日の為に今日の屈辱に耐えるのだ」(『宇宙戦艦ヤマト』沖田艦長の言葉から)「学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)」(論語) |
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好きな音楽:「宇宙戦艦ヤマトで流れる音楽の全て」 |
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好きな観光地:ハウステンボス |
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■命を大切にする立場にあることを誇りに思って |
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医師を志すようになったのは、御多分にもれずというところですが、まずはブラックジャックを読んで刺激を受けたということでしょうね。それから、私は『宇宙戦艦ヤマト』が好きなのですが、劇中に出てくるサーシャという女の子の言葉に感銘を受けたことにあります。『宇宙戦艦ヤマト』は戦争の話なのですが、平和を願っていながら、結果として人が死に、星そのものも崩壊してしまうという結末を迎えます。主人公達は、そのギャップにすごく苦しむわけです。その彼らに向けて、サーシャという女の子がある言葉を残しました。「人を殺すことの恐ろしさを感じる、それを積み重ねていくことで、いずれ命を大切にできる人類に結びつけて欲しい」と。安直なのですが、私はこの言葉がダイレクトに胸に響き、命を大切にする仕事に携わりたいと思い、先のブラックジャックとも結びついて、医師を目指すようになったのです。今、開業医となって18年が過ぎたことになりますが、一生をかけてやる価値のある仕事だと思っています。 |
■本当の町医者を目指して |
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当クリニックは内科・消化器科・外科を標榜しています。小児科は掲げていないのですが、お子さんは多い印象です。小児科を標榜していないにもかかわらず子供を診るのは、町医者というものへの私の考え方によるものです。
大きな病院と異なり、当院には何かしら具合が悪いという方が来られます。特にお母さん達にとってみれば、子供の具合が悪いのは一大事ですから、信頼関係のある先生にまず聞いてみたいと思われるのではないでしょうか。そこで、「専門ではないからお子さんは診ません」と帰してしまうのは、違うと思うんですね。小児科に限らず、専門ではない分野で手に負えない症例は出てくるわけですが、その場合には、まず私が診て判断し、しかるべきところにご紹介していきます。最初に相談したい。そう思っていただけることが町医者の勲章であり、存在理由なのであって、そこを曲げてしまうことはあってはならないと考えています。 |
■できるだけ苦痛の伴わない内視鏡検査を実施 |
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一般に用いられることも多いのですが、内視鏡検査での鎮静剤を用いた全身麻酔的な処置はこちらではおこなっていません。私は麻酔科も相応に経験してきましたが、入院して手術をするようなケースで、一から十まで事前に検査をして臨む場合にも、トラブルが起こる可能性はゼロでありません。思わぬトラブルが起こってしまう確率がある以上、バックアップ体制を持たずにやるべき行為ではないと考えています。(私見です)
では、どうやって苦痛のなるべく伴わない検査が可能になるかと言いますと、端的な話になりますが、それは実際の技量によります。もちろん、細径のカメラを用いるなどということは前提条件になりますが、特に大腸の場合、それを左右するのは技量によるところが大きいんですね。そこに付け加えるとすれば、前処置をきちんとおこなうということになるでしょう。腸が空っぽの状態でなければ、それだけ時間や負担がかかることになりますから、十分に準備が整うよう、しっかりと指導をして差し上げることが大切です。これらの条件が満たされた時に初めて、安全で苦痛のなるべく少ない内視鏡検査がおこなえるということになります。 |
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■丁寧にお話を伺い、安心を提供する |
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ご本人のお話をしっかり伺うということが何より大切です。患者さん自身から得られる情報が最も価値が高いわけですので、時間が許す範囲内で細大もらさずお話を伺い、想定できる疾患の可能性を1つひとつ潰していくということになってきます。風邪のような病気も含めて、みなさんが一番心配されるのは、命に関わるような疾患であるかどうか、というところでしょう。その可能性を念頭に置きながら、1つ1つを丁寧に診て、患者さんに安心を提供することが大切になってきます。
難しいのは、患者さんご自身の人生観です。見込みが少ないと思われるものであっても、徹底的に調べたいという方もいれば、さして頓着しない方もおられます。そこはそれぞれの考えを汲み取り、話し合うことが大切になってきます。ここで1つ重要なのが、「大丈夫、大丈夫」と安請け合いしないこと。命を預かる責任を持ち、その義務を果たしていくということが、何より求められると思っています。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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ドクターを志したものには、自分が思い描いた”始まり”があったはずです。その始まりを見失うようなことがあってはならないと考えています。よく、「医者に“なる”」と言いますよね。“なる”のは、試験に受かりさえすればいいだけで、本当に大事なのは、自分が思う医者であろうとし続けることなのです。ただし、自分の正義を信じるあまり、周囲の指摘に盲目であってもなりません。自分が正しいと思うことが本当にそうなのかどうか、絶えず検証していく必要があります。
私にできることを精一杯させていただきます。みなさんにとって最も身近な「かかりつけ医」であろうと努めていきますので、何かお困りのことがありましたら、何なりとご相談ください。
※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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