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郭 紫峰 院長
カク シホウ
SHIHOU KAKU |
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大島医院 |
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出身地:台湾 |
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趣味:音楽鑑賞、旅行 |
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好きな映画:オールジャンル(バイオレンス&ホラー以外) |
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好きな言葉・座右の銘:「知足常楽」「感恩」 |
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好きな音楽:クラシック |
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好きな場所:「行くところ、行くところで新しいものを見るのが楽しみです」 |
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■台湾から海を渡り、日本へ |
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私は台湾にある中国医薬大学医学部を卒業し、その後日本へと渡り、東京大学大学院で学びました。当初は学位を取ってから故国に帰ろうと考えていたのですけれど、各地の病院を周っているうちにだんだんとこの国と離れがたくなってしまい、自身のクリニックを持とうと考えるようになりました。
『大島医院』は1997年に開院いたしました。生まれた時から拝見させていただき、もう二十歳を越えている方もいらっしゃいますし、長いお付き合いをさせていただいている患者さんがほとんどという状況です。月並みかもしれませんが、医師として最もうれしいのは、患者さんを治してあげられることでしょう。これはキャリアを積み重ねてきてもまったく変わらない部分で、この先もまた、最大の喜びとして生きていくのだと思っています。 |
■開業医は、専門性に頼りきってはならない |
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当院は、内科・小児科・皮膚科・アレルギー科を標榜しています。私の考えとしては、開業医とは、“専門医”ではあってはならないというものがあります。ご自身の不調が何によるものか、患者さんがわからないのは当然のことですが、専門性にとらわれていては、医師も見逃してしまう可能性があります。こんな患者さんがいらっしゃいました。腰が痛いから整形外科を受診したところ、骨粗しょう症の可能性があると言われたのみで、症状が治まらない。2、3日我慢されたあげく当院にお見えになり、拝見したところ、帯状疱疹であることがわかりました。
実際、ここでは患者さんはあらゆることをご相談になります。今の言葉で言えば総合診療医ということになると思いますが、それに応えようとするのが開業医だと思うのです。 |
■患者さんの悩みを解決してあげることが第一 |
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患者さんが抱える悩みを解決して差し上げることが第一です。もちろん、すべての病気についてその場で判断ができるとは限りませんし、治療においてもそれは同様です。しかしそれでも、どの部位で、どの方向の病気かは検討がつきますから、その場合には大学病院等、専門の先生の元へとご紹介することになります。患者さんの利益を考えれば、俗に言う“抱え込む”などということは避けるべきでしょう。紹介先の先生からはお返事がいただけますから、その後の経過をこちらで診ることはできますし、そこでまた1つ学びを得て、守備範囲を広げることも可能になります。
当院では、往診もおこなっています。20数年診察をしていますと、様々な理由で通院が困難になる方も出てきます。そうした患者さんに対し、必要と判断すればこちらから出向いていくというスタンスです。患者さんの悩みを解決し、私にできることで少しでもお役に立てることができたらと思っています。 |
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■エビデンスに基づいた医療を提供するために |
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地域によっても年齢によっても違いますから、特定の病気に関心を持つということはありません。ただ、最新の知識を得るための努力を欠かしてはならないでしょう。よく「統計のマジック」と言われることがあります。一見きれいなグラフに見えても、細かく内容を見ていけば、意味をなしていないことがままあるものです。そのデータを正確に読み取ることについては、大学院での学びが役立っています。今振り返っても、学位を得る時は、それはもう細々とチェックされたものです(笑)。しかし、あの日々があったからこそ、最新のエビデンスに基づいた医療を提供できるのだと思っています。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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健康診断等の結果を真剣に受け止めておられないケースを多々お見受けします。患者さんの立場からすれば、毎回毎回、耳にタコができるほど聞いた、となるのでしょうけれど、先々の健康を考えれば、耳に痛いアドバイスもお受け止めになるべきでしょう。自己判断せず、なんでもご相談されると良いと思います。
※上記記事は2019年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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