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ますだ歯科クリニック

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益田 賢治 院長
インタビュー
益田 賢治 院長 マスダ ケンジ
KENJI MASUDA
ますだ歯科クリニック
生年月日:1971年8月24日
出身地:東京都
血液型:O型
趣味・特技:釣り(海・川)
好きな本・愛読書:山崎豊子さんの本
好きな芸能人:加山雄三
好きな言葉・座右の銘:医は仁術
好きな音楽:ジャズ
好きな場所:クリニック内
■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
私の親戚は歯科医師が多いんです。歯科医の従兄弟や叔父から話を聞き、面白そうだなと思っていたことも一つですが、幼い頃から虫歯が出来ると、叔父の医院に行って治してもらっていたんですね。叔父の医院に行く度に、患者さんが「痛みがとれました、ありがとう」「良くなりました」なんて叔父に言っているのを見ては、素敵な職業だなと思いました。ですから、小学生の頃には歯科医になりたいと思っていましたね。
両親も「やりたければやりなさい」と応援してくれていましたので、高校に入学し、進路を決める頃には、具体的に歯科医になるための進路を決めていました。
大学の歯学部に入学・卒業した後も、もう少し勉強したいと思いまして、大学病院に研修医として残りました。大学病院でしたら全身疾患を抱えた患者さんもいらっしゃいますし、色々な症例を見てみたいと思ったんですね。
日々、医療は進歩しているので、学生時代とは違った意味での勉強が必要で、実践で学ぶことは多かったですね。学生の頃は実習と言っても、先生の側に立って治療の内容を見ているようなものでしたが、実際、自分が一歯科医師として患者さんを治療する立場になった時には、ドキドキと緊張しながら治療させて頂いたものです(笑)。大学病院在籍時には多くの学会活動を行い、日本顎咬合学会認定医と厚生労働省認定の歯科医師臨床研修指導医の資格を取得し、昨年(2009年11月)に開業に至りました。

益田 賢治 院長 益田 賢治 院長

■医院のコンセプトや診療に関するこだわり、また、やりがいについてお聞かせ下さい。
コンセプトですが、歯科医院は怖いと思う方が多いでしょう?ですから、患者さんがリラックスして治療を受けてもらえる空間作りを目指して、知り合いのデザイナーさんに設計を頼みました。もちろん歯科医院ですので、機能性が一番ですが、少しでも患者さんが快適に、ゆったりと出来ればと思ったんです。治療で満足して頂くのが一番ですが(笑)、デンタルチェアはテンピュールを使用したり、内装は明るく清潔感があるようにと気を配りました。

私は、患者さんの口の中を総合的に診ていくことにこだわっています。口の中の歯一本を治せばよいのではなくて、トータルで診て治してあげられる医師でありたいんですね。例えば、咬み合わせを診るとか、歯周病を診るとか、インプラントもあれば入れ歯や詰め物もあるでしょう。口の中では、色々なことが折り重なって症状を出しているんですね。ですから、診療対象は歯一本ではないんです。例えて言うならば「木だけを見るのではなくて、森を見ろ」ということでしょうか。木一本、つまり歯を一本治すことも大切なことなんですが、全体的な「森」を見て、その中で木一本一本を丁寧に見て、大事に治す、このようなトータルでのサポートを心がけて診療にあたっています。

やりがいは、歯の痛みなどで困った患者さんが、自分たちのところを訪れて下さって、帰る時に「痛くなくなりました」「良く噛めるようになりました」なんて言って下さる時ですね。一番嬉しい瞬間でもあり、やりがいを感じる瞬間ですね。

■日本顎咬合学会認定医でもある院長、認定医になられた理由や咬み合わせについて教えて下さい。
益田 賢治 院長咬合は、顎口腔機能の回復という点で一般歯科、小児歯科、口腔外科、矯正歯科の診療科目に関わっているものです。つまり、トータルで口の中の健康を考えた場合に、顎のことや、咬み合わせは大事な要素になってくるんです。「木と森」の例で挙げたように、総合的に診るためには不可欠な分野ですね。このようなことからも、咬み合わせをしっかりと治せる歯科医師になりたいと思っていましたので、大学に残った際に認定医の資格を取りました。

小児歯科にかかっていらっしゃるお子さんたちの中にも、咬み合わせが悪い子を見受けます。やはり最近の子供たちは硬いものを食べる機会が減り、柔らかい食べ物を好む傾向にあるからでしょうね。また、子供の頃の虫歯が原因となっている場合もあります。子供の頃(乳歯の段階で)虫歯になったために、乳歯を抜いてしまうと、永久歯が寄って生えてきてしまったり、永久歯が生えてくるスペースがなくなってしまったり、というトラブルが出るので、結果、咬み合わせが悪くなるんです。子供のうちから虫歯の予防をしておけば、大人になってからも虫歯になりにくいですし、どんなに良い詰め物や被せものをしても、自分の歯に勝るものはありません。
お母さん方の中には情報が多すぎて、どうすれば良いのか困っていらっしゃる方も大勢います。少しでもお子さんを育てる上での手助けになればと思い、当医院の患者さんには診療の際に咬み合わせについてのお話もさせて頂いています。

■院長の考える今後の展望についてお聞かせ下さい。
私は大学の友人の中では、開業するのは遅い方でした。その分、大学病院で学んだこと、数々の学会活動を通して学んだことを患者さんに還元したいと思っています。大学病院は研究・教育・臨床の三本立てで、大変ながらも勉強となる経験が数多く出来ました。私は歯科医師臨床研修指導医でもあったので、若い研修医にも教えていたんですね。ですから、今後はこの医院をこれからの若いドクターたちの研修の場にもしていきたいと考えています。後輩たちの手伝い、後進の指導にあたるということは、私自身が先輩たちにして頂いたことですから、お返しなんですよ。後輩たちに学ぶ場を提供し、後輩たちがまた素晴らしい歯科医になってくれれば嬉しいですね。

■最後に地域の皆様へのメッセージをお願いします。
歯科医院はなかなか足が向かない場所だと思います。でも、痛い時に来るだけではなくて、痛くなる前に来ること、定期健診が大事なので怖がらずに来て頂きたいです。ちょっとした口の中の悩みや、気になること、わからないことがあれば何でも聞いて下さい。私たちは解るまで丁寧に説明して、患者さんの口の中を総合的に診ていきたいと思っています。
お子さんであれば、虫歯を予防することの大切さを子供のうちから知ってもらえるようにお話していきたいですね。私とお母さんと当院のスタッフとで「お子さんの歯を守る」、そのような想いで治療にあたっていますので、お子さんの歯の悩みや、咬み合わせなどについてもお気軽にご相談下さい。

※上記記事は2010.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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