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松川 正明 院長
マツカワ マサアキ
MASAAKI MATSUKAWA |
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昭和大学江東豊洲病院 |
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生年月日:1948年3月29日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:B型 |
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好きな本・愛読書:医学関連書籍 |
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好きな映画:アクション映画 |
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好きな言葉・座右の銘:平常心 |
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好きな音楽:弦楽 |
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好きな場所・観光地:蓼科 |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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我々は団塊の世代にあたり、何か手に職を持つ仕事を皆が探していた風はありました。その上で人のお役に立てる仕事ということで、自然と医師を目指すようになっていたのです。それが高校生くらいの頃でしょうか。
消化器内科を専門としたのには廻りに影響された部分もあったかと思います。大学時代は下宿をしていたのですが、皆がそろいも揃って内科を目指していたものですから、互いが互いを意識していたところはあったかと思うんです。加えて自分の性格的に外科よりも内科の方が向いているという感もありましたのでね。
大学を卒業後、虎ノ門病院、順天堂大学病院を経てこちらの病院に勤務しました。振り返ってみれば医者となってから随分時間が経ったものだと思いますが、その間に一般企業の常勤嘱託をしていたこともありましたね。
『昭和大学附属豊洲病院』に来て19年、院長に赴任してから3年あまりが経過しました。(2011年10月現在)「安全で安心できる医療」を目指し、地域の皆様から信頼いただける医療機関でありたいと考えております。 |
■この地域における基幹病院としての役割についてお聞かせください。 |
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他院からご紹介を受け、こちらを頼って来てくださる訳ですので、的確な診断と治療が求められることは言うまでもありません。地域の基幹病院として出来うる限り最善の治療をおこなっていきたいと考えております。残念ながら分野によっては我々のアプローチでは足りない部分があることも事実で、その場合は定評のある病院へ迅速に送り届けるようにしております。
スムーズな病診連携はこれから益々重要度が増してくるものと考えられます。
開業医の先生が1番気になるのは患者さんを送り届けたのち、のことです。したがって最初に紹介をうけた段階でお返事を書き、その後の検査結果等を中間報告として、開業医の先生方にお送りするのも我々の義務だと考えております。手術後の経過が良好で特別な治療が必要でない場合は再び開業医の先生に患者さんをお任せするわけですので、お互いが患者さんについて充分な理解を得ていることが必要になります。
病院と診療所。自ずと求められる役割は違ってくるのですが、それぞれの持ち場で最善を尽くし、患者さんに良かれと思う医療を提供していきたいと考えております。 |
■ご専門である消化器内科の治療の現状についてお聞かせください。 |
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私の専門である消化器について申しますと、近年は化学療法への取り組みが盛んになってきました。主に胃がんや大腸がんといった疾患に対し、分子標的薬剤と従来からの抗がん剤を組み合せた化学療法が近年、良好な成績を上げています。
腫瘍はある程度の大きさ、0.2ミリ以上の大きさになれば、それ自体が栄養分を欲するために血管を取り込むようになります。分子標的薬剤は腫瘍のこうした働きを抑えるものです。それが抗がん剤を併用することで効果を倍増させますね。また、単体では副作用の大きさが懸念される抗がん剤も、分子標的薬剤と一緒に用いることで副作用を軽減させることが可能になります。
この他に早期ガンにおける内視鏡治療や、その後の手段としての腹腔鏡手術に関しても積極的におこなっています。消化器系の疾患については最新の治療を患者さんに提供できると自負しております。 |
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■松川院長先生が常日頃考えておられることについてお聞かせください。 |
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院長になる以前は一つの科だけを見ていれば良かったのですが、この立場となってそうも言ってられなくなりました(笑)。病院全体としてチーム医療をより良いものとするため、私が先頭に立って引っ張っていかねばならないと考えています。
その一つの例として外来における患者さんの待ち時間の短縮化という課題があります。これはドクターだけの問題ではないんですね。受付や事務のスタッフとのスムーズな意思疎通がなければ実現出来ることではありません。なにより患者さんと1番接しているのは看護師さんやスタッフになりますから、彼らのモチベーションを維持、向上していけるような取り組みは積極的におこなっていかねばならないと考えています。
私は順天堂にお世話になっていたことがあり、「名医たるより良医たれ」というスタンスを変わることなく維持していきたいと考えています。医療従事者である前に人間であるという認識が重要です。若い医師の中には検査技術の取得に夢中になるあまり、患者さんを診ることを忘れているように見えるものもおります。一般人の感覚を持ち、患者さんと人としてしっかり向き合うことを忘れてはならないと思っています。 |
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■最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。 |
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2014年を目処に『昭和大学附属豊洲病院』は総合病院として新たなスタートを切る予定でおります。その際には、現在はおこなっていない夜間や救急の患者さんにも対処していけるものと考えております。地域の皆様により信頼いただける病院となるべく、私どもも研鑽を積んでいきたいと思っております。
昔からこの地域にお住まいのご年配の方々に加え、最近では若い世代の方も目立って増えてまいりました。いずれの患者さんに対しても出来る限りご要望に添える、早くて正確な診療を提供していきたいと考えております。どうぞ宜しくお願い致します。
※上記記事は2011.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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