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篠塚 成順 院長
シノツカ ナリユキ
NARIYUKI SHINOTSUKA |
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森下駅前クリニック |
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出身地:千葉県 |
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趣味:ゴルフ、ジョギング |
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好きな本:『致知』 |
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好きな映画:ファンタジー |
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好きな言葉・座右の銘:感謝、謙虚 |
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好きな音楽:オールジャンル |
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好きな場所:空港、温泉 |
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■充実の医療体制が、医療の窓口としての機能を果たしていく |
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両親は医療とはまったく関係のない仕事をしているのですが「将来、何になりたいかを考えるなら、人に何かをして感謝される仕事は良いよ。お医者さんもそのひとつだね」と話していたのを記憶しており、漠然としたイメージは抱いておりましたが途中までは弁護士などの法律関係に対しての関心の方が強かったです。
直接のきっかけとしては、私が高校生の時、中学時代にお世話になった先生が亡くなったことでした。おそらく、30歳に達していたかどうか。若くして亡くなられたことが印象に残り何か自身に役立てることはないのか?そのことが医師を目指す大きな転機となりました。
私が専門に呼吸器を選んだ理由は、感染症やアレルギー、膠原病や腫瘍、さらには肺循環など領域がバラエティーに富み、将来的に幅広く診療が行えそうだと考えたからです。
「森下駅前クリニック」は2014年12月に開院しました。高齢の方、具合の悪い方がいらっしゃることを想定し、院内はバリアフリーとしております。また伝い歩きしやすいよう手すりの設置、トイレは女性専用と車いす使用者にも対応した男女兼用の2つを用意しおむつ交換可能なベビーベットも設置しています。
現在は私以外に週に2日、循環器の医師に診察を担当してもらっています。クリニックの規模からすると全ての診療科目をここで揃えるのは難しいですが、複数の専門医での外来診療体制を充実させ、さらには在宅訪問診療も開始していきたいと考えております。 |
■風邪や腹痛を訴える患者さんから、呼吸器疾患の患者さんまで幅広く対応 |
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風邪症状やお腹の症状で来られる患者さんが多数ということになりますけども、呼吸器ということで気管支喘息の患者さんが多いですね。それから咳喘息の患者さんも比較的多く来院されます。咳喘息は、咳が主体のもので気道の狭窄(気道が狭まってる様)はないとされています。この疾患はそのうちの3割くらいが気管支喘息に移行すると言われていて、その意味では気管支喘息の前段階といって良い疾患ということになるでしょう。
これも喘息と同じく、お薬による治療を続けていただく必要がありますが、患者さんの考える良くなったと医療者側の治ったには開きがあり、治療が中断してしまうという悩ましい問題もあります。 |
■患者さんの治療へのモチベーションを、数値によって維持していく |
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では、患者さんに治療を最後まで続けていただくにはどうすればよいか。それは、客観的な数値をお示しすることだと私は考えています。
たとえば、血圧の患者さんや糖尿病の患者さんは、自分で血圧を測ったり、血液検査で血糖値の数値を確かめることができますよね。ところが喘息などの場合、多くは苦しさで症状の重さを評価される傾向があるのです。その弊害として、一時苦しさから解放されれば、それで「治った」と思われてしまう。むろん、それは症状が一旦収まっているに過ぎません。だからこそ、客観的な数値で病気の“今”を知っていただくことが大切なのです。
喘息の場合、ピークフローというものがあります。ピークフローは息苦しさや発作の有る無しにかかわらず、この数値によって気管支の状態を評価することが可能になります。ところが、咳喘息の場合、この数値はあまり落ちることがありません。ですからこの場合には、呼気中の一酸化窒素濃度を評価の基準にすることがあります。一般に喘息体質の方は一酸化窒素濃度が高い傾向にあるものですから、この値を参考にするのです。
治療を中途でやめてしまっては、またぶり返すことになります。そうしたことが起きないよう、できる限り患者さんのモチベーションを維持していけるように努めていきたいですね。 |
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■西洋と東洋の融合により、幅広い疾患に対応 |
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『森下駅前クリニック』では、漢方による治療をおこなっています。基本的に、西洋薬で治療すべきところは治療していきますが、それではなかなか改善が見られない病気があるのは事実です。わかりやすい例をあげますと、冷え性がそうですね。冷え性は西洋薬で対処する方法はなく、このケースでは漢方が有効になります。
私はもともと東洋医学に興味を持ってはいましたが、医師になってしばらくの間は、日々の診療で手一杯で、なかなかそちらに目を向ける機会がありませんでした。しかし、冷え性ではないのですが、なかなか改善が見られない症状に出くわし、漢方を処方して症状が改善したことで、あらためて目を向けることになったのです。
漢方もすべてに万能なわけではありませんが、西洋薬と組み合せることで、選択の幅が広がり、治療の実も上がってくると確信しています。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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皆様もご存知の通り、今の医学であっても治らない病気は存在します。病気を早期発見することは、その意味において重要です。いかにして早く見つけ、将来の健康を担保していけるか。その考えにのっとり、血管年齢や心筋梗塞・脳梗塞リスク診断、癌リスクスクリーニング検査を始めとする予防医療にも今後は力を入れていきたいと考えています。
こちらでお悩みのすべてが解決できるものではありませんが、解決にいたる道筋を示して差し上げることは充分に可能です。呼吸器に限らず、何か気になることがありましたら、まずはご相談いただければと思います。
※上記記事は2017年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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